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2025.08.21 Thursday

十字屋商店がアート支援を始めた理由

こんにちは、十字屋商店です。6月の「Pearl Days 2025」でお送りしたDMをご覧いただけましたでしょうか?ワインレッドの、真珠貝と真珠のネックレスが十字の配置で描かれた素敵なデザインでした。

6月の「Pearl Days 2025」でお送りしたDM。藝大生の方にデザインしていただきました。

当店では2022年12月からDMデザインを藝大の若手アーティストさんにお願いしています。今日は、私たちが店舗としても、そして地域ぐるみでも取り組んでいる、若手アーティストの応援活動についてお話ししたいと思います。

1. ご縁から始まった若手アーティスト支援

2019年より、私は地域の仲間たちと一緒に「藝を育むまち同好会」という若手アーティスト支援の取り組みを行っています。

湯島のお隣、上野の方々とのご縁から、東京藝術大学の学生さんたちと関わる機会がありました。そこで、藝大を卒業してもアート活動を継続することが難しいという現実を知り、それに対してまちのリソースを活用することで、何か力になれることがあるのではないかと、手探りで始めたのがきっかけです。

アーティストとまちが関わることで生まれる化学反応は、アーティストの作品や、まち・店舗をさらに魅力的にしてくれるような、そんな良い取り組みになる可能性を感じています。

2. なぜ、まちの宝石店がアートを支援するのか?

私は当店のコンセプトとして「まいにちジュエリー」を掲げています。ジュエリーを通じてお客様の日々に小さな勇気をお届けしたい、そしてお客様のジュエリーライフをサポートできるお店でありたい、そんな想いを込めています。

「まいにちジュエリー」と若手アーティスト支援、一見異なるこの二つの活動は、「応援」という共通のスタンスで繋がっているような気がしています。私たちはジュエリーという職業を通じて身につける方を応援できたらと願っていますし、若手アーティストの活動もまた、その「応援」の一環だと捉えています。

この取り組みに関わる中で「アートとは何か?」とよく考えるのですが、一つの見方として「一人一人の人生はすでにアートだ」と捉えることができるかもしれません。それは、一つひとつが異なる輝きを放つ宝石のようでもあります。アーティストもお客様も、それぞれの人が輝くことに、当店の活動を通じて少しでも力になれたら、こんなに嬉しいことはありません。

3. 若手アーティストのDMデザインはお客様の反応も上々!

若手アーティストさんにDMデザインをお願いするようになってから、「おハガキが素敵になった」とたくさんのお客様からお声がけいただくようになりました。中には「毎回とってあって飾っている」という方もいらっしゃり、当店のDMがお客様の日々を少しでも彩ることのお役に立てているようで、本当に嬉しく感じています。

制作をお願いする上で、私たちはアーティストから出てきた作品に注文をつけないようにしています。アーティストが捉えた当店のイメージをなるべくそのままお届けすることが、この取り組みにおいて大切なことだと考えているからです。

回を重ねるごとに、アーティストの当店への理解が深まり、それが作品に反映されていくのを感じることができて、とても面白く、私自身も自分のお店を客観的に見つめ直す貴重なきっかけになっております。

4. まちをアートで彩る未来

今後も若手アーティストと連携し、DMや広告ビジュアルの制作を続けていくとともに、アーティスト作品の店内展示や、既に何度か行っていますが、アーティストデザインの商品開発なども、できたらいいなと考えています。

また、湯島や上野を「若手アーティストの作品に気軽に出会えるまち」というイメージにしていきたいと思っています。地域で同じような取り組みを行っているお店は他にもあります。そうしたお店と協力して「地域とアート」のような展覧会を開催できたら、とても素敵ですね。

この若手アーティストを応援する活動が、細々とでも長く続くことで、いつか日本のアートシーンに少しでも貢献できることに繋がったら、これ以上嬉しいことはありません。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

2022年12月からDMデザインをお願いしていた、アーティストのほんだかほさんとのコラボレーションについては、次回じっくりとご紹介する予定です。どうぞお楽しみに!